酒は飲んでも煙草は吸わない院長、
”チェーン・スモーキング”は沢木耕太郎著 新潮文庫です。
この本が出たのは1990年で院長も研修医だったころです。
日々厳しい勉強の一方で明るい希望を持っていた時代ですね。
自宅の書棚(松山市の今はなき紀伊国屋書店で購入した”図書館仕様”のスライド書棚です)を
整理していて、もう10年以上読んでない本は処分しようとして読み始めたこの本です。
読み返してみると、平成になったばかりの時代はもう忘れ去られようとすることも多いのですが、とても印象深いことばかりです。
感慨深く、また抑制の効いた語り口がとてもかっこいい一冊、知っておくべき教養とは教科書や新聞に書いてあることではなくてこういうこともあるのです。