2013年4月4日木曜日

野球肘の危険性について

春の高校野球全国大会も終わり、広陵高校を破った愛媛県済美高校は決勝まで進み準優勝しました。
一回戦の広陵戦で200球以上投げたエースピッチャーは決勝まで投げ抜きましたが、かつてたくさんの野球肘の手術を担当してきた院長としては、肘を壊すのが心配です。連投連投で大丈夫なわけがありません。柔らかい軟骨は痛んでしまったのではないでしょうか。
プロのスカウトも投げすぎによる肘の故障を心配し、目星をつけたピッチャーには”怪我しないよう早く負けてくれ”と祈っているといわれます。
本人の希望だから投げさせてもかまわんという意見もあるようですが、高校生は燃え尽きてもがんばりたいと思っているものです。大人になると人生長いとわかるんですが。