2011年1月18日火曜日

より高い成果を目指す関節リウマチの治療

昨秋のアメリカのリウマチ学会で、関節リウマチの勢いがなくなっているという状態(寛解といいます)の基準がさらに厳しくなったそうです。
新しい生物学的製剤によって以前よりより良い治療成績が得られるようになって来たためですが、世界の先進国のなかでも毎月4万円以上の自己負担額がかかるのは日本と韓国だけらしいのです。
とても高額な医療費を製薬会社の言いなりに払うしかない日本の患者さんは本当に気の毒です。政府の決めた新薬創出加算という奇怪な仕組みで利益の上がっている製薬会社はさらに薬の値段を吊り上げています。
病院は赤字で閉鎖に追い込まれるところも少なくないのに業界トップの武田薬品は年間売り上げ1兆4000億円で経常利益3600億円、利益が売り上げの25%以上もあるなんてすごすぎます。