2011年3月30日水曜日

大量の硬貨の取り扱いはしていません、だって

役所に書類を送るため、郵便局に行きました。すると掲示に”大量の硬貨(100枚以上)の取り扱いはしていません”とありました。家に退蔵していた小銭を寄付しようと持ってくる人が多いのでしょう。
かく言う院長も先日、重たいほど溜まっていた小銭を持ち込んだところ、”大量に持ち込まれるので午後2時までに持ってきてください”と言われてすごすごとと持って帰りました。
日本中の使われずにいた硬貨がごっそり銀行に戻って市中に還流したら、新しく硬貨を作らなくてよくなってエネルギーの節約になるんじゃないでしょうか。財務省は硬貨製造計画を見直したほうがいいんじゃない?役所も国難に当たって柔軟に考えて欲しいものです。

2011年3月27日日曜日

桜のつぼみもまだ小さいです

クリニックの窓からは比治山の桜が良く見えるのですが、まだつぼみも固いようです。3月もそろそろ終わりなのにどうなるんでしょう?
院長はかねてから地球温暖化について懐疑的です。中世期は寒さのため飢饉が頻発して餓死者も多数出ました。日本の江戸時代でも大飢饉を引き起こしていますが、宮沢賢治の時代でも”寒さの夏はおろおろ歩き”と詠っていますね。
今回の地震でも寒さは被災者を痛めつけています。宮崎の火山の噴火も日照をさえぎり冷夏を招く可能性があります。

2011年3月23日水曜日

酸素カプセルは効果なし

ちらほらと酸素カプセルののぼりを見かけます。酸素をとったら元気が出そうな気がしますか?運動選手が運動したあとに酸素吸引しているのをテレビで見たことがありますよね。最近は見たことない気がしますけど。
しかしその効果についてはまずありません。簡単に計測できるのですが、普通の人の動脈中の酸素飽和度は97-99%です。ほぼヘモグロビンが目一杯酸素を利用しているわけです。ですから周囲の酸素濃度が上がってもそれ以上吸収できないのです。
肺の病気があって酸素が吸収できない人、普段から酸素ボンベを持っていなければならない在宅酸素療法の患者さんには有効かもしれません。しかし24時間酸素が必要な患者さんを1時間だけ酸素カプセルに入れていてもしょうがないですよね。さらに酸素カプセルの中で気分が悪くなったりすると、病院でもないのにどうやって対応するのでしょうか?
高圧酸素療法は潜水病やガス壊疽といった恐ろしい病気に対して有効な治療法です。酸素カプセルの1.3気圧よりはるかに高い圧をかけて酸素を吸収させます。がっちりしたチャンバーに閉じ込めて治療するのですが、中でタバコをすって誘爆して亡くなる人もいるほどしんどい治療です。ちなみに広島市内にはなく、港町呉にあるはずです。

2011年3月22日火曜日

LCAPはしていません

テレビでまたしてもスーパードクターという番組があり、
そこで取り上げられて治療の中にリウマチに対するLCAPがあったらしい。
LCAP、昔やったことはあるけど治療効果ありませんでした。
ちょっと太っている人だとルートとるのも簡単じゃないし、患者さんもつらい。
それで効果がはっきりしない、よく厚生省の認可が取れたなという治療法です。
より効果のはっきりしたMTXや生物学的製剤が使える現在、この治療を試みる余地はわずかしかありません。
海外でこの治療が認可された国があるのでしょうか?
当クリニックでは行っていません。

2011年3月21日月曜日

日本リウマチ学会の日程が変更されました

4月24日からグランドプリンスホテル新高輪で予定されていた日本リウマチ学会が延期になり、7月に神戸で開催されることになりました。
今年はクリニック開院以来始めて平日休診として参加のつもりでした。
今回の学会延期によって参加する予定だった数千人の宿泊とかがなくなったんですから、地震/津波/原発などの直接的な被害のほかに、いろんな事態が東北~関東圏を痛めつけることを実感しました。

2011年3月19日土曜日

土曜日の昼はいいにおいがして申し訳ないです

当クリニックは週末以外忙しい患者さんのために、土曜日9:00---12:00、13:00---15:00で診察しています。正午~午後1時は昼休みにしていますが、現実的には次々に患者さんが受診されます。かといって職員にお昼ご飯を食べさせないわけにはいきません。寒い時期に時間もないのにサティまで昼食を買いに行くのもたいへんなので、職員にカップ麺や冷凍食品を支給しています。カップ麺や冷凍食品といっても、最近のものはなかなかおいしくてびっくりです。待合室の患者さんには不快なにおいかと思いますが午後3時まで働くためには不可欠な食事ですのでご理解ください。

2011年3月16日水曜日

寒い一日でした

段原近辺でも雪が舞いました。
被災者の方の寒さを思うと、、、
早く暖かくなってほしいです。

2011年3月15日火曜日

テレビ局は放送を自粛せよ

節電のため在京キー局は放送を自粛せよ。
何の役にも立たない東大とか首都大学とかの学者は
血と汗と放射能にまみれている現場に行ってこい。
今回もまるっきり空振りに終わった東大地震研も懲戒免職相当です。
ほかの大学に予算を回すべきです。

2011年3月13日日曜日

リウマチ財団研修会に参加しました

ほぼ一日勉強しました。
以前東京女子医大膠原病リウマチ痛風センター研修でお世話になった、同センター整形外科教授の桃原茂樹先生も講演されました。今回の大地震で新宿にある同センターもずいぶん揺れて本棚などめちゃくちゃになり、桃原教授も病院に泊まられたそうですが講演に来てくださいました。
洋書が散らかる医局のスライドを見て、もう8年前になる研修の時を思い出しました。












広島県立身障者リハビリテーションセンター、医療センター長の水関先生も講演されました。
医師2年目の時からいつも教えていただいています。












秋田の超音波検査の名手、皆川先生はやはり欠席されました。
ご講演を聴きたかったのですがしょうがないです。
山陽新幹線は正常通り動いていました。

地震による電力不足に対応する個人レベルでの節電運動、ヤシマ作戦に賛同しています。
こういった草の根レベルの運動がパッと拡がるのはネット時代ならではですね。
言いだしっぺの人、えらいです。

明日からクリニックの室温を2度ほど下げるようにします。
患者さんもきっと賛同してくださると思います。

2011年3月11日金曜日

役にも立たない報道ヘリを呪う

大地震で多くの方々が被災されました。
津波で飲み込まれる車や家を撮影するだけの報道ヘリ。
その機動力があれば何人か被災者が助けられたことでしょう。
テレビのニュースなど見ないようにしていますが、見殺しの画面を見ると
胸が締め付けられます。
現地で頑張っている医療機関の皆様に敬意を表します。
月曜日には募金に参加します。

2011年3月10日木曜日

またしても危険な報道

今日の地方紙のトップ見出し”幼児に向精神薬 3割”
これだけ見ると、幼児の3割に精神病薬だして大丈夫か?と誰でも思います。
でもその内容はぜんぜん違います。
この記事の論調の根拠となっている”幼児に対する安全性は確立していない”
抗精神病薬のみならず、多くの薬剤の添付文書にはそう書かれています。
小児に対する安全性を確立するには、最終的には多数の子供への投与を含めたたいへんなリスクと費用を負った研究が必要です。問題があったら叩かれるだけ、数が限られて収益が見込まれないそんな仕事に乗り出す製薬会社がどこにあるでしょう。
安全性が確立していないは、危険であるとイコールでないのです。
結局、治るかもしれない病児が、薬が使えないために取り残されるだけです。
ほかにもニュースはたくさんあるのにどうしてこのニュースを一面トップに持ってくるのでしょう?
新聞の購読はもう止めたほうがいいようです。

越智教授は来られていません

大学病院内科に受診されている患者さんが、膝が痛いので著明な膝のスペシャリストである広島大整形外科教授/大学病院長の越智教授に受診しようと考えられました。しかし大学病院だと待ち時間も長いしたいへんなので、越智教授が月に一度外来をしてと聞いた当クリニックに来られました。しかし越智教授が来られているというのは全くの間違いです。日本一経営状態の良好な大学病院の病院長であり、膝関節治療のトップランナーとしても超多忙な病院長が一介のクリニックにやって来る時間があるわけがありません。
患者さんは幸い私の治療で症状が改善し、先生にかかってよかったと言っていただきましたけど。

2011年3月6日日曜日

詐欺同然です

知らない会社から突然請求書みたいなものが来ていました。
官公庁向けの電話帳にクリニックの広告を載せるので、広告料を払えとのこと。
NTTの電話帳から切り抜いたとおぼしい当クリニックの広告が見本として貼り付けてあります。
請求額はなんと26万円!
もちろん申し込んでもいないものですから無視して払いません。


2011年3月5日土曜日

広島抗加齢医学会に出席しました

歩く速度が早い人が長生きできると主張する論文があるんだそうです。
65歳のとき早く歩く人と遅く歩く人の間では、老後の寿命がかなり違うんだそうです。
歩くことのほかさまざまな快い刺激、脳細胞の数も増やすらしい。
楽しいことをするのもアンチエイジングというわけです。

2011年3月3日木曜日

広島リウマチフォーラムに行ってきました

関節リウマチに関心のある医師が多数参加していましたが、その後の懇親会では現役バリバリである中年医師たち(もちろん私も)が高血圧や痛風、高脂血症など成人病を抱え、お互いにどうしたらいいか相談しました。ストレス、運動不足、不摂生が原因なのはみんなわかっているんですけどね。

2011年3月2日水曜日

KSバンド売り切れです

”ためしてガッテン”で紹介されたKSバンド(もちろん番組中では商品名は公表されませんでしたが)、義肢装具業者さんによると販売元売り切れだそうです。NHKの影響力はさすがです。
業者さんの在庫にあった最後の一枚を私も着けてみましたが、その矯正力はあまり強くない印象でした。購入時の立替払いのときの費用は2万円位と安くはありません。矯正しようときつく締めると脇の下が締まるし業者さんは推奨してないです、とのこと。たしか昨年問い合わせたときも同じ返事でした。
バンドを着けたが良くならずがっかりする患者さんが少ないといいんですが。
ちなみにバンドは業者さんが持って帰ったので当クリニックにはありませんし、処方するつもりもありません。