2013年5月12日日曜日

臓器移植手術は週末に

11日国立病院機構呉医療センター(広島県)でなくなられた方からの脳死臓器移植が行われると報道されています。
 心臓は東京で10代女性、肝臓と腎臓は広島大病院で、膵臓は愛知県で移植されるとのことです。長い手術と手術後の術後管理もたいへんなことでしょう。週末以外は以前から予定された手術が一杯でしょうし臓器の状態からも週末の手術になるのでしょうが、手術に関係される医療者の皆さんは休日返上徹夜の方も少なからずおられることとお察しします。
 院長も若い頃は手術室や控え室で徹夜して翌日普通に勤務なんてことも時にはしたことがありますが、30代も半ばを過ぎるとつらいでしょう。かといって定例の外来日を休診すると受診予定の患者さんはがっかりされるでしょうし。外科系医師の勤務は過酷ですが、日本ではみんな横並びなんで成り手がどんどん減っています。それにふさわしい個性の強い医師が多いような気もしますけど。
 今日も連休の余波で午後まで混みあい、昼食が午後5時を過ぎた院長でした。待ち時間も長くなってしまいましたが待つ価値のある診療のため研鑽を続けています。