医療に関してはウソ、イツワリ、デタラメが横行しています。
公的な組織、病院はしっかりしていますが、それ以外の個人さんのブログなど主観ばかりでひどいものです(このブログも同列?)
それどころか大手ポータルサイトでもウソ800.
昨日のYahooポータルのトップページ
”人食いバクテリア” 年に日本中で数百人程度のまれな病気です。広島県内で年に数人程度、珍しいので地方会発表ものの病気です。
死亡率が高くて怖い病気ですが他の病気のほうがよほどたくさん死亡者を出しています。もともとの数が少ないので急増しているとは統計的には言えない筈です。
さらに激しくオカシイのは、国立感染症研究所が”傷口の消毒を呼びかけている”としているところ。
死亡率が半数近い劇症型が消毒なんかで防げるはずがありません。有効な治療は病気の範囲を大きく切り取ること、できれば切断です。元から切り落とせば命は助かるのですがなかなかできない決断なので大変なのです。院長が以前研究会で見た症例では、県北で発症してヘリコプターで呉の某病院に救急搬送され大手術の挙句どうにか命を取り留めていました。
こんな研修医でも常識のことを国立感染症研究所が言っているのか?院長も同研究所のホームページを見てみましたが、さすがに国立研究所はそんなデタラメは載せていません。見てくださいね。
さらにデタラメなのは都立感染症情報センターが”うがい手洗いマスクが有効”と言っていると。
これはA群溶連菌感染症(ざらに見られるのどの病気)のことで劇症型とはまるで違います。
いくら素人でも間違えることはない病気です。劇症型はうがい手洗いマスクごときで予防することはまったく不可能です。都立感染症情報センターのホームページもチェックしましたが、さすがにそんなデタラメはどこにも書いてありません。こちらも検証してください。
この記事を書いた連中は小学生以下の文章理解力しかないと断言できます。
院長も専門職業である医療だから明らかにおかしいのがわかりましたが、経済や政治のことは門外漢なので同じくデタラメ記事にだまされているのかもしれません。気をつけなければいけません。
診療日が少なく患者さんの多い週の深夜2時にアップするほど怒っています。