アメリカでは個人破産の大きな原因はなんと医療費です。
ベラボーに高い医療費に対して、全体がカバーされる保険に入れる人はわずかなので
定職がある人でも思わぬことであっというまに医療費が払いきれなくなり破産。
日本ではアメリカの医療が進んでいるという印象がありますが、とんでもなく高い医療です。
最近の新薬は従来の薬と効果がそれほど違わないのにかなり高いものばかりです。
私たち医師もプロモーションに釣られて新薬を使うのを控えることを考えねばなりません。
厚生労働省は崩壊しているアメリカ医療を見習っているようにしか見えないので、
近い将来日本でも保険会社と製薬会社、病院チェーンばかりが繁栄し、
患者は受診できるところがない、そんな世の中になりかねません。
そういう意味ではTPP参加はマイナスです。