2012年8月19日日曜日

痛風とアルコール

先日、院長も勉強しに行っていた東京女子医科大学膠原病リウマチ痛風センターの谷口教授が講演にみえられました。
痛風とその本態である尿酸はプリン体が関係していますが、プリン体の多いビールとその他スピリッツ(ウイスキーとか蒸留酒)ではあまり違いがないそうです。プリン体よりもエタノールの量が関係するようで、お酒の種類よりもエタノール量を注意しなさいとのことでした。
ちなみにエタノール量は 酒の量×アルコール度数×0.8なので ビール350ml一缶だと350×0.04×0.8で11.2gとなります。毎日40を超えていると痛風のなりやすさが約2倍になるんだったっけ。患者さんのなかにはビールをやめて焼酎にしているというかたが多いのですが、焼酎もスピリッツの仲間なので焼酎なら大丈夫とはいえません。
ワインだと一日200ml(200×0.14×0.8=22.4)までなら大丈夫ということですが、講演会で久しぶりに同期生に会った院長はそのまま流川のワインバーへ直行、二人で2000mlくらいおいしいワインを飲んでしまいました。