サッカー日本代表対ウズベキスタン戦が行われているタシケント、世界史好きには忘れられない地名です。モンゴル帝国の末裔を称した一代の英雄チムールもこの町を都にしていました。
今のイラク、イラン、アフガニスタン、シリア、インドなど約15カ国にまたがる大帝国を一代で築き上げました。特にすごいのは日の出の勢いのセルジューク朝トルコをはるばる遠征した一戦で粉砕し、国王を捕虜にしたことです。このことでローマ教皇やフランスなど西欧キリスト教国から感謝されたとか。ヨーロッパに全く関心のなかったチムールはその後とっとと中央アジアに帰還します。
晩年は70歳過ぎて念願の中国遠征に出掛けた途上で病死してしまいますが、大帝国もその後たちまちバラバラになって滅んでいきます。このあたりもあっさりしていいですね。
そんな中央アジアの奥地にわざわざサッカーしにいく、このあたり昭和世代の院長には感慨深いものがあります。