2010年12月15日水曜日

院長五十肩になる

医者も人の子、医者の平均寿命は一般の人より短いことでわかるように病気になるのは珍しくありません。
ちょうど50歳の院長ですが、先週から突然左肩が痛くなって腕が上げられなくなり、着替えもとても痛いのです。自分では注射も打てない場所なので先輩の先生に受診してX線を撮ってもらい画像上の変化はありませんでしたが、診察してくれた先生も驚くほど強い圧痛がありました。
一般的には急性期は安静が普通の治療ですが、発症して1ヶ月くらい経過したあとで受診される患者さんの治療が難しいので、早期から痛みをこらえて積極的な運動療法と多目の消炎鎮痛剤を使いました。3日目がピークでその後はどんどん改善し、8日目には肩の挙上も難しくなくなりました。いわば自分を使った人体実験でしたがとてもうまくいったようです。
きっかけなく肩が痛くなった中年の患者さん、いわゆる五十肩に対して発症日から同じように強力な治療をしてみると早く治ることが期待できます。